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201307.12

みぞほり



革製品を作る過程において、ごく日常的に使う道具があります。




たとえば革包丁、豆カンナ、目打ち、菱ギリ。




機械だとミシン、コバ漉き機など。




一方で、特殊な加工を要する場合にだけ登場する道具があります。




その一つがこれ。









「溝掘り」と呼ばれる道具です。革はよほど厚いものでなければ、力を入れてぎゅっと折れば、二つ折りできます。




でも、「ぱたん」と折るためには、これで溝を掘る必要があります。




溝が折り目となって、スムーズに折れるのです。




mincaの製品でいうと、レザーファイルにこの道具が使われています。




お持ちの方は折り目を開いてみてください。溝が発見できますよ。














オカダ